日本の飲料メーカーであるアサヒグループホールディングスが9月29日、サイバー攻撃を受けたことを公表した。
犯人は「Qilin(キリン)」というロシア系のサイバー犯罪組織によるものであることがわかった。
※同業他社のKIRIN(キリン)とは今のところ無関係。
この記事では、犯人の目的やサイバー攻撃によるアサヒグループへの影響をまとめていきます。
ぜひ最後までご覧ください。
サイバー攻撃によるアサヒグループへの影響は?
ランサムウェアによるサイバー攻撃により、現状公表されているアサヒグループが受けた影響は以下になります。
- 「ブラックニッカ」などのウイスキーの価格改定の延期
- 工場が止まり、市場への商品供給の一時停止
※9日に生産再開- 直接被害額は最大で約90億円の見込み
- 情報流出のリスク
- 犯行グループから「9300以上のファイルを盗んだ」との主張も
居酒屋などのお店や私たち消費者にとって、ビールやジュースでいつもお世話になっているアサヒ商品の供給停止は悲しいものとなっています。
「Qilin(キリン)」の目的とは?
今わかっている情報の中で、一番可能性が高いとされている犯行グループの目的は金銭であることが有力とされています。
そのほかにも考えられるのが、盗んだデータを利用して利益を得たり、別の犯行の脅し材料としての利用、ブランドへのダメージや競合他社へのデータ流出などがあります。
※一連の事件は現在調査中であるため、確定情報ではありません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
日本の大企業であるアサヒHDへのサイバー攻撃。
誰もが知る大企業であることから、その流通にかかわる会社や居酒屋や小売店などへの影響も想像し得ません。
アサヒからの今後の声明を待ちましょう。


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