オートロック解除で置き配…防犯は本当に大丈夫?

時事コンテンツ

最近、国土交通省が進める「共通開錠システム」の補助制度により、オートロック付きマンションでも配達員が共同玄関を開錠して置き配できる仕組みが導入されようとしています。

確かに再配達の手間が減るのは魅力的です。
しかし、一方で「防犯面は本当に大丈夫なの?」という疑問も。
特にお子さんや高齢者がいるご家庭では、家のセキュリティに直結する話題だけに、慎重にならざるを得ませんよね。

この記事では、実際に導入が検討されている開錠システムの内容から、防犯リスク、SNSでの意見など、わかりやすく解説します。

最近の置き配事情と「開錠システム」の現状

近年、共働き世帯や宅配の需要増加により、「置き配」を希望する家庭が急増しています。
ですが、オートロック付きマンションでは、配達員がエントランスに入れず、置き配にもかかわらず再配達が発生しやすいという問題がありました。

そこで近年注目されているのが、国土交通省が検討している「共通開錠システム」への補助制度です。
これは、登録された配達員がスマートキーなどを使用してオートロックの共同玄関を開けて置き配ができる仕組みで、利便性の向上や再配達の減少による人件費の削減が期待されています。

しかしその一方で、「第三者が勝手にマンションの玄関を開ける」という行為に、強い不安を感じる声も多数上がっているのが現状です。

防犯面での主な不安やリスク

もっとも気になるのが、「防犯面のリスク」ではないでしょうか。

このシステムでは、特定の配送業者に限られた認証を与えることで開錠を可能にしていますが、住人からすれば「他人が鍵を持っている状態」とも言えます。特に以下のような不安が指摘されています。

  • 配達員の「なりすまし」や開錠後の「すり抜け・共連れ」などによる侵入
  • 鍵情報の漏洩不正利用
  • 留守中に知らない人が建物内に入ることへの抵抗感

特に子どもや高齢者がいる家庭では、「万が一のリスク」を想像するだけでも不安になりますよね。

また、最近のオートロックのすり抜けによる殺人事件が起きてしまったこともあり、防犯面への不安は今までよりも問題視されています。

実際に検討されているオートロック開錠システムの安全対策

防犯面での不安が議論されているオートロック開錠システムですが、実際に検討されている安全対策はどのようなものがあるのでしょうか。

以下は、報道などで公開されている具体的な安全対策案メリット注意点をまとめたものです。

便利と安全、あなたはどう考える?

オートロックを配達員が開錠しての置き配が可能になることで、たしかに再配達の負担や人件費の問題は減り、私たちの暮らしはより便利になるかもしれません。

しかし一方で、セキュリティのゆるみ・抜け道や、プライバシーの問題が新たに生まれてしまうのも事実です。

この制度はすでに国が支援を始めており、総務省の調査によると全国ではオートロックが導入されている共同住宅の4割を超えています。
そんな日本では、今後は多くの共同住宅で導入が進んでいく可能性があります。

便利と安心、どちらをどこまで優先するのか、、
あなた自身の暮らしと家族を守るために、このタイミングでしっかり考えておく価値はあるはずです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました