
FレギュレーションのV、VMAX、VSterの環境で遊んでいたポケモンカードプレイヤーなら、げきとうスパークピカチュウ(「ピカチュウ(197/SV-P)」)を一度は見たり聞いたりしたことがあるでしょう。
実際、配布期間中は本当に無限に配られていたこともあり、現在何枚か持っているという方もいらっしゃるでしょう。
今、このカードが1500円程度で急激な価格の高騰を見せています。
2025年9月17日時点 カードラッシュより
今回は、げきとうスパークのピカチュウがなぜ高騰しているのか、理由を解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
プロモカード「ピカチュウ(197/SV-P)」とはどんなカード?

このカードは、ポケモンWCS2024の開催を記念したプロモカードとして、
2024年9月2日(月)~2024年12月31日配布を開始したプロモカードで、ミュウとピカチュウが描かれているのが特徴です。
また、2023年に配布されていた同名のプロモカード「ピカチュウ(120/SV-P)」と同じテキストとなっています。(こっちはリザードンとピカチュウ)

入手方法は全国のポケモンカードジムのイベントに参加するだけでもらえました。
対象イベントは以下になります。
| イベント名 | 概要 | 主な特徴 |
| ジムバトル | 定期的に開催される、最も一般的な公式大会。 | 参加費が無料であることが多く、手軽に参加できる。 |
| 新弾バトル | 新しい拡張パックの発売後に開催される大会。 | 最新のカードを使ってデッキを組み、対戦する。 |
| デッキそのままバトル | 購入したスタートデッキをそのまま使用して対戦する。 | 初心者でも参加しやすく、ルールを覚えながら楽しめる。 |
| トレーナーズリーグ | 公式の大型大会。 | 年齢別に分かれたディビジョンで、優勝を目指すリーグ戦形式。 |
| エクストラバトルの日 | スタンダードレギュレーションに加えて、過去のカードも使用可能なエクストラレギュレーションで行われるイベント。 | 使えるカードの種類が多く、戦略の幅が広がる。 |
| シールド戦 | その場で開封した未開封パックのカードのみでデッキを組み、対戦する。 | 運とデッキ構築力が試される。 |
| テラスタルバトル | 新要素「テラスタル」を持つポケモンに焦点を当てたイベント。 | 新しい戦略や戦術を試すことができる。 |
| いっしょにフレンドバトル | 友達や家族と一緒に楽しむことを目的としたカジュアルなイベント。 | 対戦だけでなく、交流も楽しめる。 |
| オーガナイザー開催 公認自主イベント | 公式に認められたオーガナイザーが自主的に開催するイベント。 | 開催店舗やオーガナイザーによって、内容が異なる場合がある。 |
| ポケモンカードゲーム教室 | 初心者向けに、遊び方やルールを教えてもらえるイベント。 | ポケモンセンターなどで開催されることが多い。 |
| ポケカでカジュアルバトル! | 景品や勝敗にこだわらず、自由にバトルを楽しむイベント。 | 友人や知らない人と気軽に交流できる。 |
| オフィシャルリモートポケカ | インターネットを通じて遠隔で行う公式対戦。 | 自宅からでも参加できる。 |
配布当時の入手難易度はそこまで難しくなく、特に「デッキそのままバトル」、「ジムバトル」などは初心者でも参加しやすいイベントであったことから、持っている人は少なくないはずです。
※中でも「デッキそのままバトル」は500円で買える「exスタートデッキ」の登場で、ポケカに触れるハードルが低くなっていました。
配布当時はいくらで販売・買取されていたの?
ポケカジラによると、「ピカチュウ(197/SV-P)」の配布当時は200~300円で販売され、買取に関しては100円未満でした。(買取のデータは見つかりませんでしたが、当時の個人的な体感では1~20円程度だったと記憶しています。)
高騰の理由は配布期間の終了によるもの!ピカチュウプロモの海外需要も要因か
カードショップの30円ストレージに混ぜられていたようなカードがどうしてここまでの高騰を見せているのか、以下に考察してみました。
①「大量配布」の相対性
- 2024年後期に大量に配布されていましたが、あくまでイベント参加者のみに配布されていたため、持っている人が限られる。
- 当時は市場に多く出回っていたが、あくまで配布イベント期間中であったためであり、イベントが終了した現在は新規カードの供給がなくなり、市場の在庫が減ってきている。
②コレクター需要の増加と分散
- ポケモンカードの世界的ブームは現在も続いていて、国内外問わず新規のコレクターが継続的に参入している。
- 特にポケモンの顔といっても過言ではない「ピカチュウ」のプロモカードに関しては、言語やイラスト違い、型番など様々なバリエーションを集めるコレクターや同一カードを複数集める(いわゆる「無限回収」)など、多様なコレクターがいる。
③過去のプロモカードの価格動向に引っ張られている
- 過去に配布されたピカチュウのプロモカード(例: 20周年プロモ、見返り美人ピカチュウ、着ぐるみピカチュウシリーズなど)は、すでに高値で取引されています。
- そのような高額カードに手が届かないコレクターが、比較的入手しやすいと思われていた「げきとうスパークのピカチュウ」に目を向け始め、需要が一気に高まったと考えられます。
まとめ
- ピカチュウ(197/SV-P)とは、2024年にイベント参加で誰でも手に入ったカード
- 配布当時の取引相場は200~300円程度(買取はほぼ価値が付かなかった。)
- 高騰理由はイベント期間の終了やコレクター需要、他のプロモの価格動向へによるもの
いかがだったでしょうか。
お持ちの方は今が売り時と考えますか?
それとも、当時の思い出として持っておこうと考えますか?
(私は記念に持っておこうと思います^^)



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